骨盤に捻れがある方は下腹部にある筋肉に多大な影響を与えます。特に腸腰筋(腸骨筋/大腰筋)に歪み(捻れ)が生じ硬結を招きます。骨盤は生理が近づくにつれ開いていきますので、硬くなったところが引っ張られ痛みを発します。硬結が強ければ強い程痛みも強くなります。
当院では足の関節を使って矯正します。
骨盤が後傾、後屈することによって子宮も後屈、、生理が近づくにつれ開いてくると、ひっぱられて痛みを伴います。この傾きがひどい方ほど、生理の量が多く、痛みも激しくなります。骨盤壁後壁に子宮が癒着状態になっている方もいます。このような方は子宮内膜症や骨盤腹膜炎の症状を抱えている方もいますので、早めに傾きを直さなければなりません。
骨盤が後傾、後屈する原因は、骨盤底筋群の衰えと姿勢の悪さ(猫背)です。不妊の原因にもなります。整体で後傾・後屈を直すことは簡単です。セルフケアの方法も指導しています。
【骨盤の開き − 内臓下垂】
歩き方(足指を使わない。使えない。)が悪いことが原因で、骨盤や股関節が開き、同時に内臓も下垂し、姿勢も悪くなり猫背になります。
そうなると、肋骨と横隔膜も硬くなってしまい、他の臓器(肝臓、胆のう、胃、脾臓、すい臓、腎臓、腸、S状結腸など)も下垂します。当然子宮や卵巣も下垂し歪み、後方変位やサイドスリッップ(横ずれ)を起します。いつも苦しい状態が続いているところに骨盤が開くと、さらに苦しい状態になります。
内臓下垂によおる生理痛の特徴は、頭痛と吐き気です。
20年前までは、生理痛は17〜20%ほどの方しかいませんでしたが、近年70〜80%の方が生理痛を抱えています。
なぜこんなに増えたのでしょうか…
原因ははっきりしています。最近が世の中が便利になり、車社会になったことで歩かなくなったことです。歩くことによって骨盤の動きがスムーズになります。歩くことによって仙骨と仙腸関節の動きが良くなれば、その前にある子宮や卵巣の硬さがとれ血流がよくなります。
最近不妊の方が増えたのも同じような原因が考えられます。
意識して歩くようにすることが、とても大切です。