腹圧性尿失禁
くしゃみや咳、重いものを持った時、お腹に力を入れた瞬間、尿が漏れてしまう。症状が進むと、階段談の昇り降りや歩行中に漏らしてしまったりします。
膀胱や子宮を支え、肛門や膣、尿道などを動かす穴の周りの筋肉(骨盤底筋群)が衰えることによっておこる症状です。
過活動膀胱による尿漏れ・失禁 [最近増えています]
膀胱が勝手に収縮して、尿を押し出してしまうのが過活動膀胱です。
日中少量の尿でも何度もトイレに行きたくなったり、夜中に何度もトイレに行きたくなったり、頻尿の状態と突然強い尿意に襲われ、我慢できずに漏らしてしまうのが特徴です。
切迫性尿失禁
骨盤底筋群の衰えに加え、女性ホルモンの減少で自律神経が乱れ、膀胱が過剰に働いてしまうことで起きるものです。
妊娠中、産後の尿漏れ失禁
尿漏れを経験するのは30〜40代が最も多いと言われています。
これは、尿漏れが妊娠と深い関係があるからです。
妊娠後期になると大きく重くなった子宮が膀胱を圧迫、それと同時に骨盤底筋群の筋力が落ちてきますので、どうしても尿漏れ、尿失禁が起きてしまいます。産後の尿漏れ、尿失禁は半年〜1年くらいで自然に治ることが多いのですが、骨盤底筋群が緩んだままだと、治らないこともありますので、骨盤をしっかり整えておくことが必要です。